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2017年9月9日土曜日

ブログ移転

https://kengo-kitajima.net/blog/
こちらに移転しました。


また、ウェブサイトはこちらです。
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2017年1月22日日曜日

ギターアドリブの上達には2つの側面で考えよう

ギタリストの北島健吾です。

ギターアドリブがうまく弾けない方、どのような悩みをお持ちでしょうか?

ギターアドリブが自由に弾ける人、
あなたがそこに到達するなら、
何が必要ですか??

どんなものを勉強してきましたか?



多くの方は、アドリブ、速弾きには音数がたくさんある。
あんな風に弾けるようになりたい。
ここから、スケールを勉強しますよね。

スケールを知っている。
ここまでは憧れの方と足並みが揃ったのに、何が違うんでしょうか?
センスでしょうか??

じゃあ、上手い人のセンスって何??

ということで、
今回も一つの着眼点をプレゼント。


ギターのスケールをいっぱい覚えたのに、何かうまく使えない。
といった方へのアドバイスです。


アドリブには、最低でも2つの脳を使っています。

コード脳とスケール脳です。
何言ってるかイメージつかないかと思います。(笑)

たとえ話ですが、
点と、点を定規で結ぶ。
これがコード脳です。
直線を作るために、四角いタイルを敷き詰める。
これがスケール脳です。

コードの切り替わりや、メロディの肝になる部分にコードを構成する音を配置して、
結んでいくのが、コード脳です。
コードの音とリズムだけでも充分綺麗なメロディーになるんです。

その結んだ線を拡大して、半音ずらしてみたり、もう一個音を足してみたり、
つなぎ目を虫眼鏡で拡大してどうやって音を並べるか。
そこにスケールの知識を使います。




つまり、順番としては
コード脳で大きな筋道を決めてから、スケール脳で詳細な部分を決めていくのです。

大きな道筋ができているので、外れる心配が減るわけです。
それでも、コードトーンとコードトーンの間をどうしたらいいかわからない場合。
コードトーンを弾くだけでもメロディは格好いい。
コードトーンの響きからそれたくなった時だけ、コードトーン以外を弾いてみる。
まずはルートの後に9thとか、ルートの前に7thのスライドいれてみるとか。

図の1小節目は鋭角ですね。その場合、コードトーンをつなぐものが少ない、もしくはスケールの距離が離れています。
図の2小節目は、鈍角というか曲線ですね。曲線の場合は、より距離の近い音を結んだりしているわけです。半音階の速弾きや、いっそのことアーミングかもしれませんよ?

そういう意識から始めるとスッキリしませんか?

何か疑問点があれば、ツイッターなどで。
レッスンもお待ちしております。
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2017年1月17日火曜日

スケールを覚えてもアドリブがうまくならない理由

ギターを感覚ではなく、あらゆる角度からわかりやすくできないか考えることが好きです。
ギタリストの北島健吾です。


今回は、音高(ピッチ)について。(初心者向けではないと思います)


弾き語り専門と断言する人以外は、
多かれ少なかれ、リードをとる経験があると思います。
ある程度ギターを弾くことに慣れてきて、
アドリブなどをとるようになっていきます。
そういうことが多いです。
ツイッターなど見てても、アドリブうまくなりたい人いっぱいいるんですよね。
その中でも、テクニカルな要素ではなくて、選ぶ音の要素です。



初心者向けによく言われる言葉が、

何々スケールで弾けるよ。」

「簡単だよ、何々スケール弾いてるだけだから。」



ところが、せっかく覚えたスケールも自由に放り出されてしまうと、
何を弾いて良いのかわからなくなっていったりするわけです。
自分の中で、どうすればどう響くかあまりわからないわけです。

それで、
なんとなくかっこいい音で弾けなかったなぁー
盛り上がりに欠けたなー
場面展開がないなー
才能ないなー

などとモチベーションを下げてしまうか、
知識で武装するか、フィジカルを鍛えるかをしてしまいがちです。
というか、自分がそうでした。

もっとたくさん覚えれば弾けると。

しかし、ここ最近思うのは、
覚えたとしても弾く音は一個ですよね。(和音や複音は除外)


先日お話しした、リズムの定規の話。
音の高さの場合は、定規を縦にしてみましょう。

横軸にリズムをとって、縦軸にピッチをとった場合。
その瞬間は、狙うべきは一つの点なわけです。
一個点を打って、数秒戻って打ち直す、は出来ないわけです。

1オクターブを12半音で割った場合、
オクターブの概念を一度制限すれば、当たる音は1/12の確率。
さらにもっというと、スケールを覚えれば、選択肢を狭めることができます。
一般的なスケールは1オクターブに7音です。1/7の確率で当てていけます。
もっと選択肢を狭めるならペンタトニックなど覚えてみます。1/5になります。
もっと制限するなら、コードを構成する3音。(トライアド)1/3ですね。
もっと考えたくなければルートだけ。など。

などと制限をしていけますよね。
まずは、選択肢を狭めてコードの動きにそって、
次は3rdを弾いてみよう。
ああ、3rdは平和すぎる、9thは?
あ、なんか洒落てるかも?
マイナーコードのときに13th入れるとなんか、面白いな。
など、制限から解放に向けていくのもいいのかなと。

変な話だとは思うんですけどね。
自由に弾きたいのに、まず制限しろというのも。
でも、いきなり自由は基準がないですからね。
感覚派の人にしか通用しない物です。

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2017年1月16日月曜日

音作りがうまくなるための考察(2)

音作り、エフェクター以外にも色々な要因があるようです。

スタジオで、歌を歌ったことがある人はわかると思うのですが。

周りのオケが大きすぎて、自分の声が聞こえないとそれはもう力んでしまうのです。


自分の音が聞こえないと力む。


アンプは使ってますか?


大きい音出せてますか?


自然なピッキングができて初めて、トーンコントロールへ旅立とう。

ヘッドフォンでもいいですが、何か違うんですよね。

ヘッドフォンで聞こえる解像度と、
アンプで聞こえる解像度。

無理にとは言いませんが、なるべく自分の弾き方の反応が明確に聴こえる環境を整えた方がいいでしょうね。
小さいフィードバックしか得られない音作りで弾いていると、
力みやすくなるとは思います。

特に、パンチのある音だしたいなーってときとか。
音量が小さいともっともっとって右手に力が入ってしまう。

アコギもそうかもしれません。

自分、習慣で結構アコギをドライブさせようとしてしまうんですよ。
ピッキングの圧で。
気分がいいんです。
アコギの響きじゃないと思うんですけど(笑)

それをやりたければエレキ弾けと。


それぞれを生かした鳴らし方があるんでしょうねぇ。

2017年1月15日日曜日

音作りがうまくなるための考察(1)

どうも。ギタリストの北島健吾です。

音作りってなんのため??


あなたはエレキギターで音作りをするとき、アンプをいじりますね。
どうしてでしょうか?

無意識に気持ちの良いところを探りますよね??

それは、何かの目的を達成するために自分の調子をよくする意味合いが多かれ少なかれありますよね??

そう仮定すると見えてくることがあります。


そう。


プロも同じです。

何か心的要因があってその音にしてるんです


そう考えると、少し音作りの理解に役に立つ気がします。


噛みつくようなニュアンスが出したいな〜。
→何が噛みつくニュアンスを出す原因になるでしょう??


ピッキングの粒がなかなか揃わないから、集中して弾きにくいな〜。
→何が粒が揃う原因になるでしょう??


今、あえて対立する2項目を並べてみました。
なぜ対立するんでしょうか。

また、この人の目指す、ニュアンスがでて、粒が揃う。
それってどうすれば理想に近づけるでしょうか??

ギター上達が数倍早くなる考え方(2)

最近ギターの上達方法について研究意欲が溢れ出ているギタリストの北島健吾です。

前回に書いた上達サイクルはあくまで思考法や上達を数式化した場合のお話でしたが、
今回はその中でもリズムに関してイメージレベルで認識させる解釈のアイデアを発見しました。

仮定)リズムは音と音をつなぐ長さの組み合わせです。

そのように仮定した場合。
長さの単位って、一般的にはメートルですよね。
その中でも、イメージしやすい定規などを考えてみます。

工作するとき、製図するときなどに正確性を持った規格の定規を使いますよね。

そうです、それがいわばメトロノームのビートです。
DAWなどのグリッドです。

あなたは、その定規で正確な長さで線を引く必要があります。

そのとき、
あなたは尖った鉛筆で点と点を結びますか?
先端が丸まった鉛筆で点と点を結びますか?
太いマジックですか?毛筆ですか?

ここでイメージしてほしいところは、線を引くときにより正確性を持たせるには、
定規のメモリに対して、きちんと点を打てることだと思います。
音楽で言うところの、8分音符の始まりの点、終わりの点それを結ぶものが8分音符の正しい長さです。

より尖っている方が明確さがありませんか??

点が大きくなってしまえばしまうほど、自分がどこに音を出しているのかの明確さがなくなります。
それがリズムの認識が甘くなる原因と言えます。

じゃあ改善方法は???

あいにくですが、ここからはレッスンで。
それぞれの人によって何がリズムを尖らせる効果があるかは変わってくると思うわけです。
より精度の高い定規と、自信を持って線を描けるツールを持ちましょう。


2017年1月14日土曜日

超・初心者向けのリズムの話。

もう正月からだいぶ期間が空きましたが、
ギター弾いてますか!?
ギター上達に役立つ何かを研究したくてしょうがない、
ギタリストの北島健吾です。

今回は超初心者向けの、リズムの話です。



最近、ツイッターでギター初心者の方と交流をきっかけに色々な着眼点で物を見ることができるようになりました。

前回の、ギター上達のためのメカニズムについて(そこまで偉そうなものではないが)
など、好評いただいて、
さらにもっと考えを発信できないかなと。

すでに色々な方が、教則本や、動画などで発信している情報を違う言い方で言い直すだけ、みたいなところもありますが、今回はリズムの話です。


リズムがよく分からない、「メトロノーム合わせないとなー。」
こんなつぶやきとともに動画を載せている方を見て、
ストロークのリズムがメトロノームと合わない部分がハシリやモタリというものではなく、別次元でうまくいっていないのがわかりました。


なんで、メトロノームと合わないか、合わせ方がわからないか。

そういうことを考えたことがありますか?

歌を歌ったり、指でアルペジオをつま弾いたりできる人だったんですよ、その人は。
リズム感が皆無なんてことはないですよね?
1音目、2音目、2つの音がバラバラになった、
そういうことがわからない人はあまりいないと思っているんです。
ストロークを練習し始めたら何かうまく行かないことがあった。
その原因は何か?



リズムを練習する前に、
メトロノームが何を提示していて、
自分はその中でどういう尺度で音の長さを捉えていくのか。
その基礎となる物を動画にしました。




2017年1月9日月曜日

ギター上達が数倍早くなる考え方(1)

お疲れ様です。
ギタリストの北島健吾です。

最近流行りのビジネス本「GRIT」なるものを読んだことから得た自分なりの収穫です。

まとめます。
※本の内容を書くわけにはいかないので、あくまでもギターに関連する部分だけですね。


まず、大前提として

「才能×努力=ギターのテクニック」

「ギターのテクニック×努力=上達」

「上達+上達+上達・・・・=自信=やる気」

という公式があります。
努力はこの公式だけでも2箇所に関わるとても大切な要素。
その努力というのも質の向上が大事です。

今やっていることが、テクニックの習得に役立つ努力なのか?
このテクニックの上達にはこの努力で合っているのか?
など、数学者の実験のようにトライアンドエラーを繰り返します。


そして、もう一つ大事なことがあります。

才能=ゼロの場合、努力をしても上達しない。

上達がゼロだと、自信とやる気もゼロに到達する。

それを考えた時、思ったのが、
才能とは何かということなんですね。

体の骨格や、性別、持っているギター、性格、
いろんな要素がその人を作っているんです。
で、その人そのもののポテンシャルを否定してしまったら、元も子もないです。


で、一人一人に対して、才能がゼロになっている理由ってあると思うんですよね。

「そもそもの理屈がわからない。」
説明された言語が、自分の中にないからまるで何語喋ってるのかわからない状態

リズムがわからない」
正しいリズム、自分のリズムをどう認識したらいいかわからないから、差分を埋める研究が自発的にできない状態。

「音程がわからない」
どこを弾いたらどんな音がするのか把握できていない、
把握できてもどうやって弾いていいかよくわからない。
和音が聞き取れない。

「音の帯域がわからない」
ローとかミッドとかハイとか言われてもわからない。
自分で「いい音」を作ったことがない。
そもそも、プロの音と自分の音の差分がどういうものか耳で判断できない。

「身体操作がわからない」
どんな時どうやって筋肉を使うのかがわからない。
脱力とか、筋肉操作とか、言葉だけ見ても動かしかたがわからない。
スナップって何?力の入れ具合がわからない。
プロの人の映像見ても力加減がわからない。

「譜面が読めない」
TABがないと読めない、TABがあってもリズムが読めない。




他にも色々あると思うんですよね。
そういう抱えてる問題、
自覚してないけど弊害になってる部分もあるかもしれません。

そういうことを一人一人分析して、カルテを作って、
何が足りないか気がつくための、考察力を植え込むのが、
講師の役目なのかなと。


今回は、ピッキングを考察した動画を作ってみました。
中級者以上には常識かもしれません。
一部教則本見たら、同じこと言ってる人もいるかもしれません。
でも教則本見ても、理解するための受け入れ準備ができていないと、
効果ゼロになってしまうので。

少しでも力になれたら。